悪質な外壁塗装業者がよく使う手口とは?事前に知ってトラブル回避!
外壁塗装をしようと思い立ったときに、「信頼できる業者をどうやって選べばいいかわからない」「悪徳業者にひっかかったらどうしよう」と悩みや不安を抱えている人も多いのではないでしょうか。なぜ外壁塗装に悪徳業者が多いのか、悪質な外壁塗装業者の具体的な手口や、信頼できる業者を選ぶポイントなどについて紹介します。
外壁塗装はなぜ悪徳業者が多いのか?
悪質な業者に騙されないようにするために、なぜ外壁塗装で悪徳業者が多いのか知っておくことが必要です。
定価がない
塗料には定価がありますが、外壁塗装には人件費や塗料代、足場の設置費用、解体費用などが含まれるため定価というものがありません。また、外壁の状態がいいか悪いかはなかなか一般の人には判断できません。
業者と依頼者の知識量の差
3回塗装が必要な場合でも2回しか塗装せず材料費や人件費、時間を削減されたとしても高度な知識を有していない依頼者は気づかないことが多いです。
また、高価な塗料を使うといっておいて実際に安価なものを使われたとしても、見極めることができる人は少ないです。塗装後はどんな塗料でもきれいな仕上がりになるため外壁塗装の質が本当にわかるのは数年後となります。数年後にわかった段階では指摘できない場合が多いです。
営業しやすい
外壁は外から状態を確認しやすいため、飛び込み営業がしやすいです。内装であれば家の中に入るまでにハードルがありますが、外壁にひびがある場合や劣化している場合、業者に指摘されると専門的な知識がない一般の人は反論できず契約をしてしまうケースが多いです。
悪質な外壁塗装業者がよく使う手口
悪質な業者に騙されないためには業者の手口を知っておくことが大切となります。事前にどのような手口があるのか知ることで、たとえ出会ってしまっても断ることができます。
オリジナル塗料
塗料メーカーが製造した塗料でなく、その業者が独自に開発したという塗料を販売・使用する業者があるようです。塗料は小さな業者が独自で開発できるようなものではなく、コストをかけずに高品質な塗料を製造することは難しいです。
インターネットで塗料の相場はすぐに調べられるため、オリジナル塗料を使用するといわれた場合には確認しましょう。30年以上の耐久性があるオリジナル塗料を使用しているなどという業者もいますが、その場合には設立年月日を聞いて信ぴょう性を確認しましょう。
大幅な値引き
さまざまな理由を出して大幅な値引きをしてくる業者には注意が必要です。値引き交渉をした結果値引きをしてくれるのであればある程度は信頼できますが、交渉する前から値引きを提案してくる場合は警戒が必要です。
大幅に値引きをするということは、もともと提示していた価格が適正ではないということです。本当に依頼者のことを考えている業者であれば、値引きではなく丁寧で真摯な対応や塗装の技術で向き合ってくれるはずです。
契約を急がせる
キャンペーン中の特別価格や周りの家もやっていることを引き合いに出して、契約を迫ってくる業者がいます。とくに、地震や台風があった後に人々が家に影響がなかったかどうか、不安を持っているときに訪問してくる業者には注意が必要です。
業者が訪問してきたとしてもその日に契約をせずに、業者が帰った後に名前をインターネットで検索するなどして、信頼できる業者かどうかを確認しましょう。
費用の全額先払い
塗装工事の費用は一般的に後払いです。工事がすべて完了した後に払うのが基本なので、先払いを要求された場合には注意しましょう。先に費用を受け取って、そのまま工事をせずに逃げてしまう悪徳業者もいます。
信頼できる外壁塗装業者を選ぶために意識するべきポイント
外壁塗装は専門業者だけでなく、リフォーム業者や工務店なども対応しており選択肢が多いため、業者選びには注意が必要です。
相見積もりを取る
外壁塗装には定価がないため、相場を知るためにもいくつかの業者に問い合わせをして相見積もりを取るようにしましょう。比較する場合には金額だけではなく、わかりやすい説明をしてくれるか、質問に的確な回答をしてくれるかなど対応のよさも確認しましょう。即決する必要はないので、慎重に選ぶことが大切です。
見積もりは書面でもらう
見積内容を口頭でもらってはいけません。必ず書面でもらって、塗装工事の内容や使う塗料の種類、人件費など細かく明細を確認します。
情報や口コミを検索する
業者のパンフレットや担当者からもらった名刺にある情報をインターネットで検索し、会社が実在するのか、塗装業の実績はどの程度あるかなど基本的な情報を確認します。その後、その業者に関する口コミや評判もチェックして使って、いい業者かどうかの判断材料にしましょう。
悪質な業者に騙されないためには、外壁塗装に関する知識や情報をある程度持っておくことが大切です。知識があれば誤った情報や対応をされた際に、すぐに気づくことができます。価格は業者によって異なるため、複数の業者から見積もりをもらい、見積内容や対応についてしっかりと見極めたうえで選択しましょう。